02
Dec
お引渡しが続きます
こんばんは
横山です。
12月にはいり年の瀬も迫り、お引渡しが続いております。
先週末は国分寺K様のお引渡しがありました。
今回は浴室のリノベーション工事です。
鉄骨造4階建ての最上階に広さ6帖弱の浴室と、隣接する洗面室、トイレのリノベーションです。
とても広い浴室のうえ、屋根なりに傾斜している天井や4階という高さなど様々な条件から
ユニットバスでの対応はできず、従来と同じく現場施工の在来浴室で対応させていただくこととなりました。
また、浴槽についても既成品ではなく現場で施工していきます。
工事に取り掛かります!
既存の浴室を壊していきます。
きれいに壊し終わりました。
もともとの浴室も丁寧な施工がされており、下地の合板などはご覧のように腐っていません。
続いて、配管の撤去です。
もともとの配管は壁の中に埋め込まれているものもありましたが、今回はメンテナンスも考慮して
極力壁の中に埋め込まないように施工していきます。
配管の撤去も終えたら続いては防水工事です。
防水工事に先立ち、浴槽等を作るところにはあらかじめ鉄筋を立てておきます。
後から鉄筋をたてることもできますが、それでは折角防水をしたのに穴をあけることになってしまいます。
あらかじめ立てておけば鉄筋の足元も防水で固めることができるので安心です。
在来浴室での防水工事は最も重要な工事です。
天井際までしっかりと防水をしてもらいます。
一層目の防水が終わりました。
続いて、先ほどの鉄筋の位置にブロックを積んでいきます。
浴槽になる部分、洗い場になる部分が段々と形になっていきます。
ブロックで形を作り、その上をモルタルで整形して、2回目の防水を行います。
1層目の防水で全体を覆う大きな器を作り、
その中に同様に防水で覆われた浴槽などが作られている感じです。
防水が終えたらトンボと言われる金具を壁一面に取付していきます。
続いて、壁一面に取付けた金具に、今度は網をかけていきます。
網をかけ終わったらモルタルを塗り、整形をしていきます。
そして、いよいよタイル貼りです。
少しづつ完成の様子が見えてきました。
浴槽内に防水型の点検口も設けました。
今回、リノベーションに至った経緯の1つとして、配管のトラブルがありました。
K様のお宅では長年24時間風呂をご使用されており、既存のお風呂では浴槽を壊さないと
配管の交換することができませんでした。
そこで、今回は点検口も設け、これらの機器の交換やメンテナンスもしやすいようにしました。
蓋にもモザイクタイルを貼ってもらいました。
新しく交換した24時間風呂からは勢いよくお湯が出ています。
浴槽全景はこのような感じです。
浴槽の中にはベンチも作り、半身浴もできます。
モザイクタイルは名古屋モザイク工業 プリントモザイク NM-1、NMB-01(面取り)です。
面取り加工をされたタイルで浴槽の縁やベンチを作っているので、タイルの角で肌を傷つけることもありません。
壁のタイルは同じく名古屋モザイク工業 トラベルチーノ グランデ CTC-X1610
こちらはコーナービットを使用してタイルの角がでないようにしています。
洗面室も浴室と同じタイルを貼り、大きな透明ガラスの扉とFIXのガラスで間仕切りました。
ホテルのような広々とした空間になりました。
床のタイルはLIXIL サーモフロア クォーツ IFT-300/QZ-34、24です。
多孔質なタイルのためタイル独特のひんやりした感じもなく水廻りには最適です。
洗面室には洗面化粧台も設置されました。
おトイレも隣接して設置されました。
完成してしまうと仕上がったところしか見えませんが、
見えなくなってしまう大事なところも手を抜かず、しっかり工事をさせていただいております。