リノベーション専門工務店【アズ建設】

BOSS BLOG社長ブログ

04 Apr

松徳硝子工場見学。

桜も散ってきてしまいましたね。

花見もしないで散ってしまったので少し残念な気分です。
昨日は墨田区にある松徳硝子さんの工場を見学しに行ってきました。
AZ classicの方で取扱いさせてもらおうと思い、1度は断られたものの
再三、お願いしてようやく工場まで来てくれてという承諾をいただいたのです。
松徳硝子さんはテレビや雑誌などのメディアにも年中、取り上げられている
人気の硝子工房です。
代表的な商品では「うすはりグラス」という非常に薄くできていて透明度の
高いグラスなどもあります。
ビールのCMに使われるグラスはここのグラスが多いそうです。
1300℃から1500℃に熱せられた窯に20代の若い職人さんから
60歳を過ぎているだろうと思われるベテランの職人さんまで十数人の職人さんが
窯で熱せられた硝子に空気を入れている姿は迫力があり
率直にすごいと思いました。
案内をしてくれた取締役の齋藤さんに話を聞かせていただいたのですが
製品が完成するまでに2回の検品作業があり、ダメだと思うものを、その場で
割っていくそうですが、手作りなので多少は出来具合にバラつきがあり
どこまでを不合格にするかは、いつも悩まれるそうです。
どれもこれも不合格とすれば製品の値段に反映される、だからといってどれもこれもを
合格とすれば品質が落ちる。当たり前といえば当たり前のことですが
手作りでつくっているグラスの場合、そこが非常に悩まれるところだということでした。
「手作りだから、微妙に形が変わっていて、それが味だと言う人もいるが、技術が
上がれば手作りだろうがどれも均一になってくるので、そこを目指しているから
手作りで味があるなどと言われるのは本当に嫌なんです。」
と言っていたのに驚きました。
僕等の業界である家をつくるという仕事も、そうした高い志を持たなければいけないと
あらためて痛感しました。
どうしても人の手作業でつくるものだから多少ムラや出来不出来に違いがあるのは
仕方がないと、どうしても考えがちです。技術を上げて改善していくことに挑戦
しなければ、そこで技術の向上は止まってしまいます。
まったく違う業種の職人さんの姿を見て非常に刺激を受けた1日でした。
そして松徳硝子さんのグラスを、うちの店で扱いたいと改めて思いました。
新規の取引きはしていないという松徳硝子さんですが6月位から
取引きできるようになりそうです。
ここのグラスで飲むピールや酒は格別に美味しいものになるので
商品が店頭に並ぶのを楽しみにしていてください。
今日のサッカープレイヤー名言集
「うまくいかないことがたくさん見つかるって前進でしょ。やっぱ前進です。前進は嬉しいんです」
本山雅志(ジャパン)

Archive