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04 Mar

SW勉強会!パッシブハウス

今日は午後からトステム本社で行われたSW工法勉強会に参加してきました。
今日の勉強会のメインイベントはKEYARCHITECTSの森 みわさんによる講演でした。
森さんはドイツで建築設計の仕事に携わりドイツで1991年に確立されたパッシブハウスを
日本の風土に合うよう改良して普及活動に努めている方なのです。(ちなみに本も出しています。)
パッシブハウスとは簡単に説明させていただくと住宅の気密、断熱性能を物凄く高くした上で太陽光や自然の風や光を取り入れて、住宅に掛る光熱費を0にするという住宅です。
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EUでは「住宅の燃費の見える化」をEU全体で進めており、2021年には新築住宅は全てカーボンニュートラルにしなければいけないことに決定しているのです。
実際にドイツなどではパッシブハウスの建築が急速に加速しているようなのです。
ドイツでのパッシブハウスで使用する断熱材の厚みは400~450mmあり断熱性能が高く
熱交換式換気システムを調整するだけで空調はまかなっているとのことでした。
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森先生曰くヨーロッパに比べると日本の次世代省エネルギー基準はまだまだ緩く、
太陽光やエコキュートなどの設備機器を設置することによって光熱費が安くなったというレベルの意識しかなく、
ヨーロッパでは如何に化石燃料を使わないようにするかという発想での家づくりが定着しつつあるとの事でした。
講演を聞いて、今後、日本もパッシブハウスの考えかたが定着していくと思いましたし、それに対応できる家づくりを考えていかないといけないと思います。
04.jpg
高温多湿で四季があり地震の多発し土地の狭い日本に於いては、
世界基準の性能も踏まえつつ更に改良をくわえた家づくりをしていかないといけませんね~
それにしても午後1時から夕方6時までの勉強会はクレーム事例の話や施工に関する講義、
最後はテスト(20問中19問正解です。さすがです)もあって疲れましたが今後の課題も見えてきて良い勉強会でした。smile

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